「ただいまー!」
ポーンと小さな靴が玄関で散らばり、
ドサッと廊下に脱ぎ捨てられる上着、
おしまいにボスン!っと幼稚園カバンを捨てて駆けていく5歳の娘。
コラコラコラ!
なんで毎日毎日、物を散らかしながら歩いていくのー!
子供って何度話ししてもなかなか片づけできないですよね。
でももし、1分間あることをするだけで、
その翌日から何も言わなくても子供がキチンと靴を揃えて、上着もカバンも片づけられるようになるとしたら?
しかもそれが子供の自信と安心感もアップさせてくれるとしたらどうでしょう?
この記事では、ある日本の保育士さんのアドバイスをヒントに、1日で5歳の娘が自分から片づけができるようになったお話をご紹介します。
この記事を読み終えた1分後には、
子供の後を片付けながら追いかけていた日々を、
笑顔で見守る日々に変えてくれるきっかけが、きっとあなたの元に届きますよ。
スーパー保育士てぃ先生のアドバイス
「ほらほら、帰ってきたら靴を揃えようねー。
カバンは片づけようねー。」
って言う度に「はーい!」と元気な返事が返って来るけど、できない!
一体いつまで子供の後を追って片づけ続ければいいの!?
そんな憂鬱な日々、ぼんやりYoutubeを見ていると、
ある有名な日本の保育士さんがこんなことを言っていました。
子供の自己肯定感を上げるためには、
毎日寝る前にその日、子供が頑張ったことを一緒に振り替えるといいですよ。
そうすることで、子供の自信と安心感にも繋がります。
そうか!
できない時に注意するんじゃなくて、
できたことを褒めるのか!
それからこのヒントを基にある作戦を立ててみたら、
翌日には劇的な変化があったんです。
お仕事ポイント作戦
使ったのはこれ!
家にある適当な紙とペン。
そして夜寝る前に娘にこう言ってみました。
「お仕事ポイントを計算するよ!」
なになに~?と近づいてきた娘。
そこでとびきりの笑顔で
「今日は、帰ってきた時に、お靴をきれいに揃えられたね!
お仕事ポイント1ポイントゲット!」
そういって紙に星マークを一個書きました。
「それから寝る前におもちゃを3つも片づけたね!
おうちがキレイになってすごく助かるよ!
お仕事ポイントもう一個追加!」
その日、本人が揃えたんじゃなくてたまたま、娘の脱いだ靴がきれいに揃ってたんです。
でもこの偶然を逃すまいとできたこと強調!
それでも、娘がパッと表情を輝やいて
「もっとお仕事する!」と言い出しました。
それから、あたりをキョロキョロしてリビングで脱いだままになってた夫の服も洗濯機に入れてくれて、
もちろん、お仕事ポイントもう1ポイント追加!
激変した翌日
その次の日、幼稚園から帰宅した娘が何をしたと思います?
玄関に入ってキチンと脱いだ靴を揃えて、
ジャケットを脱いだら丁寧に畳みだしたんです!
それからきれいに畳んだジャケットと幼稚園カバンを棚にしまってくれて。
今まで何度も口で言ってもできなかったことが、こんなに一気に変わるなんて!
てぃ先生ありがとう!!
もちろん、その夜は
「おうちをキレイにしてくれて本当に嬉しかった!」と
たくさん感謝しながらお仕事ポイントを娘と一緒に追加しました。
貯まったお仕事ポイントはどうなるかって?
うちでは1ポイント10円(10セント)に換算して週末に「お給料」として娘のお小遣いになります。
お仕事ポイント作戦、いかがでしたか?
できなかった時に注意するのではなく、たまたまできた偶然を狙ってご褒美をあげる、
行動分析学にものっとった作戦ですね。
お仕事ポイントをお金に変えなくても、
寝る前にできたことを振り返るだけで子供は喜んでくれるかもしれないですね。