子供が暴言や汚い言葉を使うのを何度も聞くのってしんどいですよね。毎回止めなさいって言っても逆にもっと言うようになっちゃたりして。
でもそんな気になる子供の暴言を止めさせる方法があるとしたら?
しかも「止めなさい!」と叱らずに楽しみながら子供がその言葉の意味を理解して、自分の意思で使わなくなるとしたら?
この記事では、ある逆の発想を使って子供が暴言を吐かなくなったアメリカ人ママのお話をご紹介します。
子供の暴言にうんざりしているあなたも、今から3分後には、きっとお子さんともっと話がしたくなりますよ。
息子の暴言にイライラ!
「そんな言葉を使ってはいけません!」
1年くらい前まで、子供がスラングを使ったりすると、
私はいつもこう言ってたの。
でもそうするとね、
「なんで使っちゃいけないの?」
「一回だけ使っていいでしょ」
なんて、いつの間にか子供と交渉しなきゃいけなくなっててね。
しかも、どんなに禁止しても、
子供同士で遊んでいる時に、私に隠れてスラングを言ったりしてるのよ。
なぜ子供だけ暴言は禁止?
でも、ある時ふと思ったの。
「子供は絶対に悪態をついたりスラングを使ってはいけないのかしら?」ってね。
あなたはどう思う?
あまり大きな声で言えないけどね、
私も「dick!」は夫に言う。
純粋にその場の感情のはけ口として使っちゃうの。
でも、今、私は子供にはそういう言葉を使うことは禁止してるのよね。
子供だけ自分の気持ちや感情を言葉で表現しちゃいけないのかな?
どうすれば、子供たちがスラングの重みを理解して、使うべき時でない時にむやみに使わなくなるのかしら?
そこで、私は逆考え方をしてみた。
悪態合戦作戦
金曜日の夜だった。
「悪口合戦をするよ!」
そう子供たちに宣言したの。
この作戦は2つ合わさって初めて完成するんだけど、
まずは1つ目。
「知っているスラングや汚い言葉を全部ママに教えて!」そう聞いてみた。
8歳と10歳の息子たちよ。どのくらい知ってたと思う?
子供たちの答えを聞いてびっくりした。
私が知ってるスラングは全て知っていたのよ。
それからこう言ったの
「その言葉の裏に隠された意味を知ってる?」
そう聞くと、子供たちは答えられずに気まずそうに黙っちゃったわ。
そこで私は、2人の息子に全てのスラングの意味を説明した。
もちろん、中には性的な意味のものもあるからその説明には気を配ったわ。
でもそういう説明をしたら息子がこう言ったの。
「いやらしい意味なのに、なぜそんなことを言うの?」ってね。
これで初めての金曜夜の悪口合戦は終了。
セッションとしては、実りあるものになったんじゃないかな。
夢にも思わなかったような反応が返ってきたし、その過程で笑いもあった。
後日の息子の反応
一つ目の作戦が終わって数日たったある日、
長男が学校から帰ってくるなりこう言ったの。
「友達が今日、汚い言葉を言ったんだ。その子はバカみたいだった。
自分が何を言っているのかわかってなかったんだもん。」
言っていいことと言うべきでないことについて、息子が自分で思考し始めたの!
さぁ、手ごたえを感じてきたところで、仕上げの2つ目の作戦開始よ。
ママのくそったれ作戦
「頭の中に思いつく限りの汚い言葉を挙げてごらん」
この作戦の目的は、スラングの意味を理解した息子たちに、それを禁止せずに自分の意思で使う自由を感じてもらうこと。
そんなことを言ったら、もちろん、息子たちだもの、あらゆるスラングを叫びまくった。
大笑いしながら知りうる限りの暴言を列挙し終わったら、次は文章を作らせたの。
「ママ……このクソッタレ!」我が家のラウンジに響き渡り、
私は思わず「Good Job!息子!」と言わずにはいられなかった。
その夜、私たちはみんな腹を抱えて大笑いし、翌日には体を痛めたと思う。
作戦から1年後
今回紹介した2つの作戦を実行してから1年後、
息子たちは今でも学校から帰ってくると、
クラスメートが自分が理解しているとは思えない汚い言葉を使ったり、他人を思いやることができないような状況で使ったりすることをよく話してくれる。
最近になって、彼らに何が変わったのか聞いてみた。
彼らは、言葉の理由、意味、成り立ちを理解した今、それを使う必要性や欲求を感じなくなったと言っていたわ。
例えそういった言葉を使ったとしても、慌てることもないし、もはや大きな問題でもないよね。
作戦、成功ね。
もしあなたも以前の私と同じような悩みを抱えていたとしたら、子供にこう聞いてみて
「ねぇ、ママとあなた、どっちが汚い言葉や悪い言葉をたくさん知ってるかな?勝負しない?」ってね。
このアイディアの参照元
https://www.elephantjournal.com/2020/05/yes-you-may-swear-why-i-let-my-kids-swear/