ウチの長女4歳。
ごはんの度に毎回、「お腹痛い」と言ってゴロゴロしたり
お米だけ食べて「お腹いっぱい」となったり。
とまぁ、その度になんとか楽しくしながら
食べさせたり、
最終的に食べさせてあげたりとしていたのです。
が、やっぱり毎日のこととなるとこちらもストレスが、、、
どうにか自分でいただきまーす!と
野菜もおかずもモリモリできれば全部
食べてほしい!
とチラっと齢60も超す父が遊びに来た時に相談したところ
ある本を教えてもらい、
その本に書いてある方法を実践したところ
なんと!
今まで毎朝、毎晩、お腹痛い~と言っていた長女がほぼ言わなくなり(言っても一週間に1、2度)
さらに、私に手伝ってもらわなくても
5回に4回くらいは自分で完食できるようになったんです!!
やったー
今回試した方法はトークンエコノミー法という「メリットの法則」という本に書いてあった方法なのですが、
実際に娘と実践した時の様子が下記に続きます。
題して「お菓子すごろく」の技
まずね、「すごろく作ろー!」と長女の前で
適当な大きさの画用紙とペンをおもむろに準備し始めて
で、すると長女がなになにーとやってくるので。
スタートとゴールを書いていく。
で、その間にいくつかのイベントコマ用の枠を書いていきます。
すごろくで言うところの、止まるとイベントが発生するあれですね。
で、ここで長女に
「これはね、お菓子すごろく!
ここに長女ちゃんが食べたいお菓子
なんでも書いていいよ!
ゴールに近づく程、好きなヤツにしよう!」と言って
長女と一緒にご褒美を考えて一緒に書いていきます。
ラムネ、グミ、アイス、キャンディー、ポテチ、で、ゴールはケーキ!
それからそれぞれのご褒美コマにたどり着くまでのコマを作っていって
(これはすごろくでいう、何もおこらない無地のコマですね)
完成!
「長女ちゃん、では、このすごろくのルールを発表します!
このすごろくは、ごはんを全部食べると一個スタンプがもらえます。
そして、どんどん進んで行って、
今、一緒に書いたこのご褒美コマまでくると、ここに書いてあるお菓子をもらえます!」
とここまで言うともう長女のテンションは大盛り上がりでぴょんぴょんしながらやりたいやりたい!と
「でも、長女ちゃん、このすごろくを始めると普段のお菓子はなしになります。
このご褒美コマに来た時だけ食べられます。
もし、ご褒美コマに来るまえにパパなんかがうっかり長女ちゃんにお菓子をあげちゃって食べちゃったりしたら、
スタンプが2個減っちゃいます。
やってみますか?」
すると長女は「やるやるやるー!」
と大ノリ。
忘れないようにルールも紙に書いたら完成!
一緒に壁に貼って、そこからもう一つのサプライズ
「娘ちゃん、このすごろくのために特別なものをママは実は用意してきました。」
とじゃじゃーんと取り出したのは
サンリオの可愛いスタンプセット。
6個くらいのミニスタンプがセットになってるやつです。
「これは、ごはんを全部食べた時にだけこのすごろくのコマに押せる特別なスタンプです。
遊びには使えないのです。
今日、ごはん全部食べられたら一緒に一個押そうね。
と、そんな感じで作ったのがこちら
実はこのトークンエコノミー法、
行動分析学という分野の学問の研究から考えられた手法らしいです。
大まかなポイントも記載しますが
この方法を使う時の注意点やより結果を出しやすくするためのコツがあります。
これらを考慮してやらないと
自体が悪化したり、せっかくやっても成果がでないこともありますので、
詳しくは下記の記事にまとめておきます。
ポイント
- ご褒美をお菓子としたら、お菓子はその方法でしか得られない環境を作る。
例えば、すごろくのご褒美をラムネとしてもいつものおやつの時間に何もしなくてもラムネをもらえていたら、
がんばってごはん食べなくても何もしなくてももらえるので、すごろく効果がなくなってしまいます。
- ご褒美の間隔は最初は短く、少しずつ伸ばしていく。
その子にとって一日でもごはんを全部食べることが大変なことだったら、
最初はお野菜を3回食べられたらご褒美コマ、
次は5回食べられたら、などその子にあったスモールステップを組んでいくと、
「こんなにがんばってるのに全然ご褒美に辿り着かないー。やーっめた!」となりにくいです。
- 食べられなくても怒らない。
詳しくは上記の別記事で解説しますが、最大と言ってもいいポイントは
できなかったとしても怒られたりスタンプを減らされたりという罰を与えないことです。
できたらスタンプ。できなかったら何もなし。のスタンスです。